南アフリカワインフェア～Republic of South Africa Wine Fair～

南アフリカでワインが造られるようになったのは、350年以上も前の話。1600年代、南アフリカのケープタウンは、ヨーロッパ・アジア間スパイス貿易の食料補給基地になっていました。そしてその船乗りたちの飲料として造られたのがワインでした。1659 年2月2日のヤン・ファン・リーベックの日記に「神をたたえよ! 今日、ケープのブドウが初めて搾られた」と記載されており、世界で唯一、ワインが最初に造られた日付が記録されている国でもあります。南アフリカの主なワイン産地は地中海性気候で夏は温暖で乾燥し、冬は冷涼とブドウ栽培には最適な気候です。ワイン産地の9割以上が世界自然遺産「ケープ植物区保護地域群」の中にあり、自然の生息地とワイン栽培の共存が持続的に行えるよう、農薬や殺虫剤、酸化防止剤をはじめとする薬品に頼らないワイン生産は勿論のこと、リサイクルの徹底、畑所有のルールなど世界で最も地球環境を意識したワイン生産地として欧州をはじめとした世界から注目を集めています。