世界ブランド「神戸ビーフ」をつくりだす牧場は兵庫県下にたくさんあり、淡路牛(淡路)、篠山牛(丹波)、但馬牛(但馬)、黒田庄和牛(播磨)、三田牛(摂津)など、独自のブランドを確立しています。地域ごとに独自の飼料を与え、その土地にあった飼育方法で神戸ビーフの基準を満たす牛を育て上げているのです。ラ・スイートでは五国を代表する牧場から取り寄せたブランド牛をお愉しみいただけます。
神戸ビーフの品質の統一とブランドの強化を図るため、1983年に神戸肉流通推進協議会が発足し、神戸ビーフの定義が定められました。
まず、神戸肉流通推進協議会指定の肥育農家が肥育し、兵庫県内に出荷した生後28か月以上、60か月以下の牛で、歩留等級がAまたはBのものが「兵庫県産但馬牛」と認定されます。その兵庫県産但馬牛の中でもランクA/5とA/4の一部、BMS(脂肪交雑)6以上に格付けされたものだけが「神戸ビーフ・神戸牛」と名乗ることができるのです。
日本三大和牛と称される、神戸牛、松阪牛、近江牛の素牛である但馬牛は、1000年以上の昔から但馬地方の清らかな水と空気や豊富な山野草など、恵まれた自然環境に育まれ、小柄ながら筋繊維が細かく、霜降りが入りやすいという優れた資質を持っています。それゆえ海外種はもちろんのこと国内の他の地方の牛との交雑を避け、純血を守りながら長い年月をかけて改良を重ねながら極上の肉質を実現しました。

小柄で小回りがきく但馬牛は、もともと六甲山系の農村で農耕用に重宝され、餌も二毛作で作った麦や大豆などを食べ、大切に育てられていました。食用となったのは、1868年の神戸開港からです。
神戸を訪れた外国人は六甲山系で育った但馬牛の美味しさに舌鼓を打ち、また神戸で買った牛を船上で貯蓄し食料とした船も多かったので、船乗りたちが母国でその味の良さを伝え、神戸ビーフの名はまたたく間に世界に広がったと言います。
NBAのスーパースター、コービー・ブライアント選手の父が、神戸ビーフのあまりの美味しさに感激して息子をコービー(KOBE)と名付けたことは有名な話です。

「霜降り」は血統により、味は「脂」で決まります。神戸牛が安定して最高の品質を保ち続ける理由は、ブランド和牛の中でも最も厳しいと言われている基準を乗り越えた牛肉だからです。
サシ(脂肪)が筋肉の中に細かく入り、筋繊維と交雑して「霜降り」となっているのが神戸牛の特徴です。神戸牛のサシは人肌で溶けるほど融点が低く、他の和牛に比べあっさりとして胃もたれしにくいと言われます。また、賞味すれば、舌ざわりが良く、とろけるようなまろやかさが口一杯に広がり、特有の風味を醸し出します。
神戸ビーフの特徴である「霜降り」は純血を維持してきた血統により生み出され、その味は餌によって決まります。そのため生産者によって味のバランスが異なり、同じ神戸牛でも産地によりオリジナルの味が生み出されるのです。
ラ・スイートでは、兵庫県内の産地から淡路牛、篠山牛、三田牛、黒田庄和牛などのブランド牛を厳選し、それぞれに異なる風味や味わいの違いをお愉しみいただけます。


























